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【2024/11/26 15:46 】 |
友達のクラスがうらやましいが故の暴走。

「何故嘘をつくの?その鼻が伸びることはわかっているでしょう?」
美しい妖精は僕の鼻を弾く。僕は笑った。
「僕は木でできた操り人形だよ。僕がいることそのものが、嘘みたいなことじゃないか」
僕の鼻がずいと伸びた。妖精は悲しげに眉を潜める。綺麗な妖精さん。
「世界中、嘘がいっぱい。人間になるってことは、嘘つきになることじゃないか」
ねぇ、そうでしょう?
優しい妖精さん。
君はいいな。そんな風に身軽に飛んで、身軽に笑って。
君のからだは、こころは、こんな風に軋まないね。
「君がうらやましいや」
「私はあなたが悲しいわ」
「君も悲しいと思ったりするの?」
「ええ」
「そうかぁ」
それじゃあ、悲しくない心は、どこにあるのかな。『人間』になればわかるんだろうか。
「ピノキオ」
「うん?」
「嘘をついてはだめよ」
「またそれかぁ」
「悲しい嘘は、だめよ」
妖精の姿がきえていく。ゆっくりゆっくり、溶けるみたいに。
「またね、妖精さん」
「ええ、ピノキオ。きっと人に、ね」
「うん、頑張るよ」
僕が木の手を振ると、カラカラ音を立てた。
妖精の声がこだまする。
「あなたは自分を嘘のようだというけれど」
世界はあなたを奇跡と呼ぶのよ。
あまやかな、夢見るような優しい声。
僕はまだ、その意味をしらないんだ。
妖精がきえて、僕はまた一人。
さあ、どっちへ歩きだそうかしら。人形一座?それとも船で海へ?あるいは地球の裏側までも?
どこまで行けば、僕は人になれるのかしら。
僕の心は、ホントはどこに、あるのかしら。





友達のクラスが国語表現で物語改変改竄なんていうめさめさ楽しそうなことしてるのがうらやましすぎて書いてみたぜーピノキオ実は見たことn(殴

うちのクラスはひたすら面白くもなんともないワークやってるのに・・・いいなぁ・・・。
あと美女と野獣と雪の女王でネタがある。でもやっぱりあれだよねー桃の姫(笑)
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【2010/11/01 23:10 】 | 小説 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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